進学塾への思い・その4

進学塾への思いはよくわかった。しかし、肝心の目的がぶれるようでは勉強を重ねても合格は難しい。「行きたい私立があるのか」と聞くと、「うん、実は前からいいなと思うところがあるの」とパンフレットを持ってきた。それは、友人夫婦からもらったパンフレットより使用感があり、ずっと前にそれを学校でもらっていたことにこのことで初めて知った。急に降って沸いた進学塾の話だと思っていたけれど、娘にとって、受験は早くから視野にあり、進学塾のことも考えていたのだと知った。

進学塾への思い・その3

早くから受験を視野に入れて進学塾へ通っている子は学校の勉強は本当によくできる子ばかりであり、私立中学の受験を考えるとなると、学校以外の勉強も必要になってくる。そうなった時、そうでなくても、受験の対応が遅い自分は、受験対策を独学でやっていく自信がない。何かに頼らなければできないような勉強ではだめだと言われるかもしれないけど、進学塾は参考書のようなものだと思っている、と訴えてきた。進学塾の存在を参考書に例えるとは。

進学塾への思い・その2

進学塾というのは高校受験からだと思っていた。娘にそんな昔話を持ち出すと娘は黙って聞いていた。娘に「ひとりでもよく勉強はできているし、進学塾に通ってまでは必要ないんじゃないか」と素朴な質問を娘に投げかけてみた。それまでは静かに私の話を聞いていた娘だったが、今思っていることを正直に話してくれた。それは、まだ受験をするかどうか迷っていること、そして、受験を考えるなら、進学塾はどうしても必要だということだった。

進学塾への思い・その1

進学塾に通うとは決まっていないのに、娘は着々と準備を始めていた。どこに行こうかと迷い、友達に相談し、あちこちへ見学までさせてもらっている。時々、確認をしようとあれこれ聞いてみると、「お父さん、高学年から通うのって遅いくらいなんだよ」と一人前の口を利く。「通うのはお前なのだから、よく考えなさい」と父親らしく、冷静さを保たせるように優しく話しかけてはみたが、内心穏やかではない。進学塾のことでは娘に押されっぱなしだった。